家系のカルマで終わらせない~家系の流れから見えてきたこと~

先日、先天性の症状を抱える方からご相談をいただきました。

これまで、さまざまなカウンセリングを受けてきたものの、複数の方から「家系のカルマです」と言われ、どこか納得できないまま、心にモヤモヤを抱えていたそうです。

さらに、お姉さまが亡くなられた時期と重なるように、ご本人にもお姉さまと同じ種類のがんが見つかりました。

「なぜ、姉と同じ病気になったのか」

「自分は家系の何かを背負っているのか」

そう感じてしまうのも、無理のないことだと思います。

一般的に、先天性の症状や病気がなぜ起きたのかを、心理的な視点だけで明確に説明することはできません。

病気には、遺伝的要因や体質、生活環境など、さまざまな医学的要因が関係しています。

そのため、必要な検査や治療を医療機関で受けることが何よりも大切です。

そのうえで、私は病気を「家系からの罰」ではなく、「人生や家族の流れを見つめ直すためのメッセージ」として捉えることがあります。

一人の人生だけを見ていると、なぜ同じ苦しみが繰り返されるのか分からないことがあります。

しかし、親や祖父母、兄弟など、家系全体の流れを見ていくと、世代を越えて繰り返されてきた生き方が見えてくることがあります。

たとえば、

家族のために自分を後回しにする。

苦しくても弱音を吐かず、一人で抱える。

人に頼らず、期待された役割を演じ続ける。

こうした無意識の生き方を、私は「家系に受け継がれた脚本」と呼んでいます。

脚本とは、病気の原因を決めつけるものではありません。

自分が家族の中でどのような役割を担い、どのような感情を抑え、どのような選択を繰り返してきたのかを知るための手がかりです。

今回のご相談でも、ご本人の人生だけではなく、家族との関係や、家族の中で繰り返されてきた役割を丁寧に見ていきました。

すると、形は違うのですが祖母と同じことをしていたことに気づきました。

そして、その同じことの繰り返しが病気の原因になっていたのではないかと腑に落ちました。

病気が家系によって作られたと断定することはできません。

しかし、病気を経験したことをきっかけに、自分の生き方や家族との関係を見つめ直し、これからの人生を選び直すことはできます。

病気は、あなたを責めるために起きたものではありません。

それはもしかすると、

「もう、同じことを繰り返さないで」

「家族から受け継いだ役割を終わらせてもいい」

「これからは、自分の意思で生きていい」

という、あなた自身と家系から届いた、気づきのメッセージなのです。

また、家系のカルマというものがあるのであれば、カルマも気づきを得るためのメッセージです。

最後にこの方が、なぜ先天性の病気を抱えていたのか、そして、お姉さまが亡くなった後に同じ病気を発症したのか。

それらが家系の流れとどのようにつながっているのかをお伝えすると、ご本人も深く納得されていました。

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※本記事は、病気の原因や治療効果を説明・保証するものではありません。

家系心理学セッションは医療行為ではなく、病気の診断・治療・改善を目的とするものではありません。

症状がある場合は、医師などの専門家にご相談ください。

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